詩篇 54

ジフの人々によって、あわやサウル王に売り渡されそうになった時のダビデの詩。

1ああ神よ。
大いなる力をふるって私をお救いください。
力強い腕で守ってください。
どうか、この祈りを聞き届けてくださいますように。
暴虐を働く者どもが、いどみかかってきます。
神のことなど気にもかけない冷酷な者たちが、
このいのちをつけねらっています。
しかし、神は助けてくださいます。
私の友なのですから。
敵の悪らつな仕打ちは、その頭上に戻って来ます。
ああ神よ。お約束どおりに事を運び、
悪人どもの息の根を止めてください。
主よ。私はあなたに心からのいけにえをささげ、
御名をほめたたえます。
それこそ道理にかなったことです。
神はすべての苦しみから私を救い出し、
敵を蹴散らしてくださいます。