民数記 4

レビ人の各氏族の務め

11-3 神はモーセとアロンに告げて言われました。「レビ人の中のケハテ族で、幕屋で働ける三十歳から五十歳までの男の数を調べなさい。 彼らは、次のような最も神聖な仕事を行う。

あなたがたが別の場所へ移動するときは、まずアロンとその子らが幕屋に入り、仕切りの垂れ幕をはずし、それで契約の箱を包む。 それをさらに、じゅごんの皮と青い布で包み、最後にかつげるように棒を環に通す。

次に、毎日供えるパンを置くためのテーブルに青い布を広げ、その上に皿、スプーン、椀、コップ、パンを置く。 それに赤い布とじゅごんの皮の覆いをかけ、最後にテーブルに棒を通す。

9-10 燭台、ともしび皿、芯切りばさみ、皿、オリーブ油のつぼを青い布とじゅごんの皮で包み、それをかつぐための台に載せる。

11 それから、金の祭壇を青い布とじゅごんの皮で包み、祭壇に棒を通す。 12 残りの用具はみな、青い布とじゅごんの皮で包んでから台に載せる。

13 祭壇は灰を取り除いてから紫の布で覆い、 14 祭壇で使う火皿、肉刺し、シャベル、鉢や、その他の容器はみなその上に置き、じゅごんの皮で覆う。こうして、最後に棒を通すのだ。 15 別の場所に移動するときはいつでも、アロンとその子らが聖所と用具をみな包み終えたら、ケハテ族がそれを運ぶ。しかし彼らは、神聖な用具にさわることはできない。少しでもさわれば死ななければならない。以上がケハテ族の仕事である。

16 アロンの子エルアザルが、明かり用の油、香り高い香、毎日の穀物の供え物、注ぎの油を管理する。つまり、幕屋全体とその中のすべての物について責任を持つ。」

17-19 それから、主はモーセとアロンに命じました。「くれぐれも、ケハテの諸氏族が絶えてしまわないように注意しなさい。彼らは最も神聖なものを運ぶのだから、神聖なものに触れて死なないように気をつけるのだ。アロンとその子らがいっしょにいて、だれが何を運ぶかを指図しなさい。 20 聖所に入り、うっかり神聖なものを見てしまったら死んでしまうからだ。」

21-23 主はモーセに命じました。「レビ部族の中のゲルション族で、幕屋で働ける三十歳から五十歳までの男の数を調べなさい。 24 彼らは次のような仕事を行う。

25 幕屋の垂れ幕、幕屋とその覆い、それにかけるじゅごんの皮の覆いと幕屋の入口の垂れ幕、 26 さらに、庭の柵にかける垂れ幕、天幕と祭壇を囲む庭の入口の垂れ幕を運ぶ仕事だ。綱と付属品類も全部運ぶ。これらの神聖な用具を運ぶのが彼らの仕事だ。 27 アロンかその子なら、自由にゲルション族の者に指図できるが、 28 直接彼らを監督するのは、アロンの子イタマルである。

29 レビ人の中のメラリ族で、幕屋で奉仕できる三十歳から五十歳までの男の数を調べなさい。 30-31 彼らは幕屋をよそへ移動するとき、幕屋の骨組み、横木、土台、 32 庭の柵の骨組み、その土台、釘、細いひもなど、それを使ったり直したりするのに必要な物を全部運ぶ。だれが何を運ぶか、はっきり指図しなさい。 33 メラリ族もイタマルが監督する。」

34 そこで、モーセとアロンをはじめとする指導者たちは、ケハテ族の中で、 35 幕屋の仕事ができる三十歳から五十歳までの男の数を調べました。 36 全部で二、七五〇人でした。 37 すべて主に命じられたとおりに行いました。 38-41 同様にゲルション族は二、六三〇人、 42-45 メラリ族は三、二〇〇人でした。 46-48 こうして、幕屋を運んだり、奉仕したりできる三十歳から五十歳までのレビ人は、全部で八、五八〇人であることがわかりました。 49 この調査は、主の命じられたとおりに行われました。