民数記 28

ささげ物の規定

11-2 主はまた、モーセに告げて言いました。「人々にこう伝えなさい。祭壇で焼いてささげるいけにえは、わたしの食物だから、毎日きちんと、わたしが教えたとおりにささげなさい。わたしはその香りによるささげ物を喜ぶ。

火で焼くいけにえには、傷のない一歳の雄の子羊を使う。毎日二頭ずつ、焼き尽くすいけにえをささげる。 朝に一頭、夕方に一頭。 それといっしょに、細かくひいた粉二・三リットルに〇・九リットルの油を混ぜ合わせたものを、穀物の供え物としてささげる。 シナイ山で定めたとおりである。良い香りのする、火で焼くささげ物として、毎日ささげなければならない。 そのほかに、子羊一頭につき〇・九リットルの強いぶどう酒を、飲み物の供え物としてささげ、聖所のわたしの前で注ぐ。 夕方には、もう一頭を、穀物の供え物、飲み物の供え物といっしょにささげる。それもまた、良い香りのする、火で焼くささげ物である。

9-10 安息日には、いつものささげ物のほかに、傷のない一歳の雄羊を二頭ささげる。上等の小麦粉四・六リットルに油を混ぜた穀物の供え物と、ふだんと同じ飲み物の供え物を、いっしょにささげなさい。

11 さらに、毎月一日には、焼き尽くすいけにえをささげる。傷のない若い雄牛二頭、雄羊一頭、一歳の雄の子羊七頭である。 12 雄牛一頭につき、細かくひいた粉六・九リットルに油を混ぜた、穀物の供え物をささげる。雄羊には、これも細かくひいた粉四・六リットルに油を混ぜたもの、 13 子羊なら、同じような粉二・三リットルに油を混ぜたものをささげる。これは、わたしの受け入れる、火で焼くいけにえである。 14 このほかに、それぞれのいけにえに飲み物の供え物をつける。雄牛一頭につきぶどう酒一・九リットル、雄羊には一・一リットル、子羊には〇・九リットル。以上が、月ごとにささげる焼き尽くすいけにえの決まりである。 15 毎月一日にはまた、罪が赦されるためのいけにえとして、雄やぎを一頭ささげる。毎日ささげるいけにえや飲み物の供え物のほかに、これをささげなさい。

16 毎年第一の月の十四日に過越の祭りを祝いなさい〔これは、イスラエル人がエジプトを脱出する時、エジプト人の長男を殺すために来た神の使いが、イスラエル人の長男は見逃したことに感謝し、記念する祭り〕。 17 翌日から一週間は、盛大な祭りを祝う。この間は、パン種の入ったパンは食べられない。 18 最初の日には、全国民が仕事を休み、わたしの前で聖なる集会を開く。 19 その時、傷のない若い雄牛二頭、雄羊一頭、一歳の雄の子羊七頭を、焼き尽くすいけにえとしてささげなさい。 20-21 それに穀物の供え物として上等の粉に油を混ぜたものを、雄牛一頭につき六・九リットル、雄羊には四・六リットル、子羊には二・三リットルずつささげる。 22 また、罪を赦してもらうために、雄やぎ一頭を、罪が赦されるためのいけにえとしてささげなさい。 23 毎日するささげ物のほかに、以上のささげ物をしなければならない。

24 祭りの期間中、毎日、同じいけにえをささげる。わたしはそのいけにえを受け入れる。 25 そして七日目にはまた、すべての民が仕事を休み、聖なる集会を開くのだ。

26 七週の祭り〔のちのペンテコステの祭り〕とも言われる刈り入れの祭りの日には、収穫を祝う神聖な集会を開きなさい。その日には、どんな仕事も休み、穀物の供え物として初物をささげる。 27 また、何よりも私の心にかなう焼き尽くすいけにえをささげなさい。若い雄牛二頭、雄羊一頭、一歳の雄の子羊七頭である。 28-29 それに、油を混ぜた上等の粉を穀物の供え物として、雄牛一頭につき六・九リットル、雄羊には四・六リットル、子羊には二・三リットルずつつける。 30 また、罪が赦されるために、雄やぎを一頭ささげる。 31 この特別ないけにえは、いつもの焼き尽くすいけにえ、穀物の供え物、飲み物の供え物のほかにささげる。いけにえにする動物は、必ず傷のないものでなければならない。