エゼキエル書 15

価値のないぶどうの木

1それから、このようなことばが主から与えられました。

「人の子よ。
森の中のぶどうの木に、どれだけの価値があるか。
ほかの木のように役に立つだろうか。
その枝の一本ほどの価値があるだろうか。
いや、ぶどうの木は、
食器を掛ける木くぎにさえできない。
役に立つことといえば、たきぎにするぐらいだが、
それも、燃えがよくない。
5-6 だから、たきぎにして燃やす前も、
燃やしたあとも、大して役に立たない。」
これは次のようなことを意味していると、
主は語ります。
「エルサレムの住民は森のぶどうの木のようなものだ。
火に投げ入れられる前も、投げ入れられたあとも、
まるきり役に立たない。
わたしは敵のように、彼らの前に立ちはだかり、
彼らが一度は火から逃れても、
次には必ず火に追い込む。
その時、あなたがたは、
わたしが主であることを知る。
彼らが偶像礼拝をやめないので、
わたしはこの地を荒れはてさせる。」
神である主は、そう語るのです。