祭司へのさらなる警告
11-2 祭司たちよ、全能の主の警告を聞きなさい。
「あなたがたが生き方を変えず、
わたしの名をあがめないなら、
恐ろしい罰を下す。
わたしが与えたいと思っている祝福を与えず、
のろいを与える。
もうすでにのろっている。
わたしにとって何よりも大切なことを、
あなたがたが真剣に受け止めなかったからだ。
3 よく聞くがよい。
わたしはあなたがたの子どもを責める。
わたしにささげた動物の糞を
あなたがたの顔にぶちまけ、
あなたがたを糞のように投げ捨てる。
4 そのとき、やっとあなたがたは、
あなたがたの先祖レビに与えた律法に
立ち返れと警告したのが、
このわたしだったことを知る。」
全能の主は語ります。
5 「その律法の目的は、これを守る人に
いのちと平安を与えること、
それを守る人が、それによって
わたしへの尊敬と恐れを示すことだ。
6 レビは、わたしから学んだすべての真理を
人々に伝えた。
偽ったり、欺いたりしなかった。
わたしと共に歩み、誠実な正しい生活をして、
多くの人を罪から立ち返らせた。
7 祭司のくちびるは、人々が律法を学べるように、
神の知識であふれているべきだ。
祭司は全能の主の使者であり、
人々は導きを求めて祭司のもとへ来るからだ。
8 だがあなたがたは違う。
神の道から離れてしまった。
その「導き」によって、
多くの人が罪を犯すようになった。
あなたがたはレビとの契約をゆがめ、
似て非なる醜悪なものにしてしまった。」
全能の主は語ります。
9 「それゆえ、わたしはあなたがたを、
すべての人の軽蔑の的にする。
わたしに従わず、
お気に入りの者たちが律法を破るままにし、
叱責することもしなかったからだ。」
離婚によって契約を破る
10 私たちはアブラハムという共通の先祖を持ち、
同じ神によって創造された者です。
それなのに先祖の結んだ契約を破り、
互いに不信実なことをしています。
11 ユダの中で、イスラエルの中で、エルサレムの中で、
裏切りが行われています。
ユダの人々が偶像を拝む外国の女と結婚して、
神が愛する聖所を汚したからです。
12 主がこのようなことをする者を、
祭司であっても祭司以外の者であっても、
一人残らず契約から断ち切りますように。
13 それでも、あなたがたは涙で祭壇をぬらしています。
もう主があなたがたのささげ物に目を向けず、
主の祝福が受けられなくなったからです。
14 「なぜ神は私たちを見捨ててしまったのか」と、
あなたがたは泣き叫んでいます。
そのわけは、主があなたの裏切り行為を見たからです。
あなたは、長い間あなたに信実を尽くした妻を裏切り、
大切に養うことを約束した伴侶を離縁したのです。
15 あなたは主によって妻と一体にされました。結婚した二人は、神から見れば一人なのです。それが神の深いご計画です。神は何を望んでいるのでしょうか。それは、あなたがたから生まれる、主に従順な子どもたちです。ですから情欲に気をつけなさい。若い時の妻に誠実でありなさい。 16 イスラエルの神、主は離婚を憎み、心ない男をきらうと言っているからです。それゆえ、情欲を抑えなさい。妻を離縁してはなりません。
悪を行うことによって契約を破る
17 あなたがたは、自分のことばで主を煩わしたのです。
「主を煩わしたですって? どのようにして?」
あなたがたはそう言って、わざと驚いてみせます。
あなたがたはこう言ったのです。
「悪を行うのはいいことだ。主は喜んでいる。」
また、こうも言いました。
「神は私たちを罰しない。気にも留めていない。」