安逸をむさぼる者への警告
1イスラエルの民の間で有名なエルサレムとサマリヤで、
ぜいたくにのんびり暮らしている者たちは、災いだ。
2 カルネへ行って、そこで起こったことを見なさい。
それから大ハマテへ行き、
ペリシテ人の地にあるガテへも下って行きなさい。
かつてそこは、あなたがたより栄えていました。
しかし、今はどうなっているかを見なさい。
3 あなたがたは、
迫っている罰のことを考えようとしません。
しかし、その行いによって、
さばきの日は近くなっているのです。
4 あなたがたはぜいを尽くした
象牙のベッドに横になって、
柔らかい子羊の肉や最上の子牛の肉を食べています。
5 堅琴に合わせて、むなしい歌を歌い、
ダビデ王のような
偉大な音楽家のつもりになっています。
6 浴びるほどぶどう酒を飲み、
香油を体に塗っても、
助けを求める兄弟たちのことは全く気にしません。
7 そのため、あなたがたが真っ先に
奴隷となって引いて行かれます。
酒盛りは突然終わるのです。
イスラエルの思い上がりに対する主の嫌悪
8 全能の主は、
ご自分の名にかけて誓います。
「わたしはイスラエルの思い上がりと
偽りの栄光をきらい、彼らの美しい宮殿を憎む。
この町とそこにあるすべての物を敵の手に渡す。」
9 一つの氏族で十人が残ったとしても、
彼らもまた死にます。
10 親戚の者が葬ることになり、
死体を家から運び出す時、
家の中に一人だけ生き残っている者に
「ほかに残っている者がいるか」と聞くと、
「いない」という答えが返ってきます。
すると、「しーっ、声を出すな。主の名を口にするな。
おまえの言うことを聞いているかもしれないから」
と言うのです。
11 主がこのように命じたからです。
大きな氏族も小さな氏族も、木っ端みじんになれと。
12 馬は岩の上を走れるでしょうか。
牛は海を耕せるでしょうか。
これは聞くだけ愚かなことだが、
あなたがたのやっていることより
愚かなことはありません。
正義をあざけり、良いこと、正しいことを腐敗させ、
堕落させているではありませんか。
13 また、無に等しい者なのに、
愚かにも、偉い者であるかのように喜びます。
ちっぽけな力を、たいそう自慢しています。
14 全能の主は言います。
「イスラエルよ。
わたしは一つの民を起こして、
あなたがたを攻めさせる。
北の国境から南の端まで、
レボ・ハマテからアラバの川筋までの全域で、
彼らはあなたがたを虐げる。」